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2007年03月20日

『空の中』(有川浩)


有川 浩 / メディアワークス(2004/10/30)
Amazonランキング:7691位
Amazonおすすめ度:
間違いを引き受けていく
爽快
思わず空を見上げて探してしまうほどの。




200X年、二度の航空機事故が人類を眠れる秘密と接触させた。「変な生き物ゆうたわね?そやね?」―秘密を拾った子供たち。「お前を事故空域に連れて行く。話は現場を見てからだ」―秘密を探す大人たち。秘密に関わるすべての人が集ったその場所で、最後に救われるのは誰か。“電撃”が切り開く新境地。第10回電撃小説大賞大賞受賞作家・有川浩待望の第2作。




高度2万の遥か上空に、遥か太古から存在していた未確認の知的生物がいた・・・
突飛な設定は有川さんのお得意です。
そして、べた甘な恋愛が絡むのも楽しいお約束♪

突然の航空機事故で父を亡くした少女と少年は、共にその辛さから原因となった【白鯨】に対して歪んだ関わりを持ってしまう。

取り返しがつかない道を突き進む二人が痛々しくて、そして、示された破滅への道を無邪気に信じている【白鯨】からはぐれてしまった<フェイク>がいじらしくてちょっと辛かったです。

願わくば、<フェイク>が安らかで幸せであります様に・・・
ラベル:有川浩 空の中
posted by 読書猫 at 22:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想【有川浩】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月11日

『図書館危機』(有川浩)


有川 浩 / メディアワークス(2007/02)
Amazonランキング:1116位
Amazonおすすめ度:
「床屋」が「放送禁止用語」???
ドキドキ感が少し下がったか?
自由を守れ




有川浩『図書館戦争』シリーズ最新刊!!図書館は誰がために―王子様、ついに発覚!山猿ヒロイン大混乱!玄田のもとには揉め事相談、出るか伝家の宝刀・反則殺法!―そしてそして、山猿ヒロイン故郷へ帰る!?そこで郁を待ち受けていたものは!?終始喧嘩腰でシリーズ第3弾、またまた推参。



相変わらず面白い♪
でも、ちょっとベタ甘度が物足りなかったかな〜
と思うのは、私が慣れてきたのか!?
『〜戦争』の頃は、照れつつニヤケつつ読んでたけど、今回はそうでもなかったな。

有川さんの作品を読むと、よく新たな発見に当たります。
今回も、<床屋>が現実でも放送禁止用語に入ってるなんてオドロキです。

以前絶版となってて最近復刊された『ちびくろサンボ』とかを思うと、差別って微妙だと思います。
現在では一般的に愛着を持って呼ばれる呼称が、その言葉の起源に差別的な意味合いがあったからといって、果たして禁止することがいいことなのかと・・・
忘れ去られている過去を蒸し返して過剰に反応し、保護しようとする行為は、逆に差別していることになるんじゃないかと考えたりします。
子供の頃、ボロボロになるまで何度も何度も繰り返し読んで、あのホットケーキが食べたいと願った『ちびくろサンボ』が廃刊になってると知った時、とても悲しく残念で納得がいかない思いだったのを、ふと思い出しました。


さて、嵌りまくった<図書館シリーズ>もあと1作品でラストとのこと。
関東図書隊のメンバーに会えなくなるのは寂しいので、早く続きが読みたい様な、読みたくない様な・・・複雑な心境だったりします。

でも、やっぱり早く読みたいな、と。
posted by 読書猫 at 17:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想【有川浩】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月26日

『塩の街―wish on my precious』 (有川浩)


有川 浩 / メディアワークス(2004/02)
Amazonランキング:7324位
Amazonおすすめ度:
この本がきっかけで
ライトノベルに非ず
明日は約束されていないのに




塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女。男の名は秋庭、少女の名は真奈。静かに暮らす二人の前を、さまざまな人々が行き過ぎる。あるときは穏やかに、あるときは烈しく、あるときは浅ましく。それを見送りながら、二人の中で何かが変わり始めていた。そして―「世界とか、救ってみたいと思わない?」。そそのかすように囁く男が、二人に運命を連れてくる。第10回電撃ゲーム小説大賞・大賞受賞作。圧倒的な筆力で贈るSFラブ・ファンタジー。




電撃文庫ってことで、侮ってました。
すみませんm(_ _)m

面白かった〜
一気読みしちゃったわw

いつ死んでも不思議じゃない、そんな世界を舞台にした恋愛と一発逆転の作戦遂行。
ありがちな設定だけど、のめり込んで一気に読まされるのはやっぱり有川さんの力でしょう。
最後まで気持ち良く読めました。

いや〜、秋庭二尉・・・かっこいいな・・・
ラベル:塩の街 有川浩
posted by 読書猫 at 22:26| Comment(6) | TrackBack(4) | 読書感想【有川浩】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月14日

『レインツリーの国』(有川浩)


有川 浩 / 新潮社
Amazonランキング:39299位
Amazonおすすめ度:
王道の恋愛小説
理屈っぽくって説明がくどい。
物語のなかの物語の結末と、物語の結末




きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。しかし、かたくなに会うのを拒む彼女には、ある理由があった…。メディアワークス刊「図書館内乱」の中に登場する書籍「レインツリーの国」が実物となった。




『図書館内乱』の中に出てくる本を実際に書いちゃったというこの本。
『図書館内乱』を読む前に読んでた方がいいと言われてますが、予約順の関係で後になってしまったのが少し残念。
で、『〜内乱』では漠然とした架空の本だったのが「成る程、こんな内容だったのね」と明らかになっていく感じで読みました。

ただドラマティックに見せる為だけに、障害を持つ人を主人公に据えた恋愛小説ではありませんでした。
これまでは考えたこともなかった、健常者と障害者の間にある深い隔たりを再考せずにはいられませんでした。
そこには、これを読むまでは全く考えが及ばなかった問題が沢山ありました。
悪気はなくても、健常者の常識が深く障害者を傷つけているかもしれない、そしてその逆もあるなんて考えたこともありませんでした。
よかれと思ってやったことも、相手によっては不快な行為となってしまうかもしれない・・・
それまでの経験、身を置く環境があまりにも違う。
互いを理解し合う為には、沢山のコミュニケーションが必要なのでしょう。
難しい、本当に難しい問題だと、そう感じました。
posted by 読書猫 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(2) | 読書感想【有川浩】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月06日

『図書館内乱』(有川浩)


有川 浩 / メディアワークス
Amazonランキング:2778位
Amazonおすすめ度:
勢いは最高☆
オムニバス??
楽しく読める!




相も変わらず図書館は四方八方敵だらけ! 山猿ヒロインの両親襲来かと思いきや小さな恋のメロディを 叩き潰さんとする無粋な良化「査問」委員会。 迎え撃つ図書館側にも不穏な動きがありやなしや!? どう打って出る行政戦隊図書レンジャー! いろんな意味でやきもき度絶好調の『図書館戦争』シリーズ第2弾、ここに推参!
――図書館の明日はどっちだ!?




やっぱり面白いexclamation
な〜んにも考えずに一気に読めます。
最近ちょっとページが進まない感じだったんですが、楽しく一気読み出来ましたるんるん

今回は小牧の恋や手塚の家庭が描かれたりして、ちょっと個々のキャラにスポットが当たってました。
郁と堂上も気に入ってるし、その行く末も気にかかりますが、私的には柴崎と手塚が気に入ってたりします。

ところで、柴崎ってやっぱり只者じゃなかったんですね・・・
posted by 読書猫 at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想【有川浩】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月03日

『図書館戦争』(有川浩)


有川 浩 / メディアワークス
Amazonランキング:2313位
Amazonおすすめ度:
ハマりました!
戦う図書館。
奇想天外な着想にエ−ルを!




───公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる法律として『メディア良化法』が成立・施行された現代。
超法規的検閲に対抗するため、立てよ図書館!狩られる本を、明日を守れ!
敵は合法国家機関。
相手にとって不足なし。
正義の味方、図書館を駆ける!

笠原郁、熱血バカ。
堂上篤、怒れるチビ。
小牧幹久、笑う正論。
手塚光、頑な少年。
柴崎麻子、情報屋。
玄田竜介、喧嘩屋中年。

この六名が戦う『図書館戦争』、近日開戦!




国家機関の理不尽な検閲に対抗する為に、図書館が武力を持って大活躍!
って、ありえない設定なので、突っ込みどころは満載な筈ですが、そんなことはうっちゃって楽しめる作品でした。
登場人物がみんな魅力的だし、会話のやり取りが楽しい!
とにかく、サービス精神旺盛な小説でした。
ちょっとマンガやゲームの世界を感じさせられました。
堂上教官に、その昔に嵌ったRPGの主人公を重ねて読んでましたよ。
まぁ、RPGの主人公は長身なのでちと相違点はありますが・・・

あ〜、読んでて楽しいお話でした。
早速、続編を図書館に予約せねば!
posted by 読書猫 at 22:43| Comment(3) | TrackBack(0) | 読書感想【有川浩】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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