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2005年04月20日

『ユージニア』(恩田陸)



前回読んだ『ロミオとロミオは永遠に』とは全く違った印象の作品です。
ノスタルジックな雰囲気で、謎めいていて、もどかしさの残る、私にとっての恩田陸の原点に近い作品でした。

犯人死亡で決着した過去の事件を、関わった人達が色んな立場・視点からもう一度振り返って語る。
読み進めていくと早い段階で、「きっと、真犯人はこの人なんだろう。」と思う。
でも、確証がない。
断定出来ない。

盲目ではあるが美しく聡明で、皆に女王の様にかしずかれ、女神の様に崇拝されている少女の心の底の闇を想像すると、ゾクリとさせられてしまいます。
彼女の本心も、その目的も、明確にはされていませんが・・・
そこに、少女期ならではの屈折と残酷さを感じてしまいます。
彼女は、何から逃れたかったのでしょうか。
そして、彼女の望みは達成されたのでしょうか。

機会があればもう一度じっくり読み返してみたいと思います。
また違った発見があるかもしれません。
posted by 読書猫 at 14:51| Comment(0) | TrackBack(1) | 読書感想【恩田陸】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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ユージニア 恩田陸
Excerpt: ユージニア ■やぎっちょコメント かっちりとした作りの装丁に比べてうすっぺらい表紙。でもその表紙の裏は写真になっていてなんだかちょっとオシャレ。読む前からそんなことを考えてしまいました。 ミステ..
Weblog: "やぎっちょ"のベストブックde幸せ読書!!
Tracked: 2006-07-02 19:30
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