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2005年04月13日

『ロミオとロミオは永遠に』(恩田陸)




やっと読めました〜
1ページが上下2段編集で485ページは、パートと子育ての合い間に読むと結構時間がかかってしまいました。

面白かったです。
環境破壊で住みにくくなった地球から、新地球へ日本人以外が全て移住した世界で、日本人は膨大な汚染物質の除去作業をしています。
汚染された地球の原因は、二十世紀の快楽主義のせいであるとされ、人々は完璧に国家に管理されています。
そんな日本で、知力と体力を共に求められる厳しい受験をくぐり抜けた少年達が、希望に胸を膨らませて入学した学園は、厳しく監視・管理され、常軌を逸した実力テストが毎月行われる、とんでもない牢獄だったのです。
学園の、ひいては政府の方針に疑問を抱いた学生の一部が、決死の脱走を計画し、実行に移し、沢山の犠牲を払いながら<未来>を掴み取るまでが描かれています。

いつもの恩田陸のノスタルジックな雰囲気は、今回は少々隠れ気味で、意味ありげな終わり方でもありません。
特に後半にさしかかると、少年達と学園側の追いつ追われつの駆け引きはどんどん激化していって、まるでジェットコースターに乗っている様なスリルを感じつつ、心のなかで少年達に声援を送りつつ読み進めました。

前半では、今現在の私達の贅沢な暮らしを少々反省させられ、後半では少年達の努力と気迫に声援を送り、最後に自分達で<未来>を切り開いた少年達に拍手を送って本を閉じました。
posted by 読書猫 at 13:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想【恩田陸】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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