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2007年04月14日

『ミミズクと夜の王』(紅玉いづき)


紅玉 いづき / メディアワークス(2007/02)
Amazonランキング:1194位
Amazonおすすめ度:
「愛すべき一冊」と語れる出来。
これでいいのかもしれない
notライトノベル




魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。
額には「332」の焼き印、両手両足には外されることのない鎖。
自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。
願いはたった、一つだけ。
「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」
死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。
全ての始まりは、美しい月夜だった。
── それは、絶望の果てからはじまる小さな少女の崩壊と再生の物語。
第13回電撃小説大賞<大賞>受賞作、登場。




有川さんで電撃文庫を見直した私ですが、『ミミズクと夜の王』で更にやられてしまいました。
何だろう、とても綺麗な作品でした。
子供に読ませたい。
でも、娘にはまだちょっと難しいかな〜
色々とままならない世の中を知っていればこそ、グッとくるものがあるのかも・・・
大人の心に響く御伽噺、そんな感じかな・・・

ミミズクは、夜の王に出会うまでは人間として扱われることもなく、優しさなど知ることもなかった。
でも、夜の王に出会う所から始まるこの物語の中では、優しさを与えられたことのなかったミミズクに、全てのものが優しい。
魔物でさえも不器用な優しさを与えてくれる森で、ミミズクは初めて優しさを知る。
様々な出会いを通して、人間らしい感情と愛情を知ったミミズクは、自分の居るべき場所、優しさを注ぐべき相手を知る。

愛を知ることなく育った少女が、愛を与えられ、愛を与えることを知る、そんな御伽噺です。



これを大賞に選出した電撃さん!やるな・・・

posted by 読書猫 at 01:15| Comment(0) | TrackBack(1) | 読書感想【その他の作家】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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