loveneko.jpg

2006年12月29日

『家守綺譚』(梨木香歩)


梨木 香歩 / 新潮社
Amazonランキング:53221位
Amazonおすすめ度:
少しだけ
いつまでもいつも手元に置いておきたいような
純和風




たとえばたとえば。サルスベリの木に惚れられたり。床の間の掛軸から亡友の訪問を受けたり。飼い犬は河瞳と懇意になったり。白木蓮がタツノオトシゴを孕んだり。庭のはずれにマリア様がお出ましになったり。散りぎわの桜が暇乞いに来たり。と、いった次第の本書は、四季おりおりの天地自然の「気」たちと、文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかねてる新米精神労働者の「私」と、庭つき池つき電燈つき二階屋との、のびやかな交歓の記録である。




不思議な不思議な世界なのですが、登場人物は皆それをさして特異なこととして受け止めず、あるがままに受け入れて暮らしている様子です。
池には河童が出没し、近くの山へ登れば狐や狸に化かされる。
でも、そこに悪意は感じなくて、優しささえ感じます。
とても癒される短編集でした。
posted by 読書猫 at 10:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書感想【その他の作家】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。