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2006年09月02日

『陰日向に咲く』(劇団ひとり)


劇団ひとり / 幻冬舎(2006/01)
Amazonランキング:位
Amazonおすすめ度:



お笑い芸人・劇団ひとり、衝撃の小説デビュー! 「道草」「拝啓、僕のアイドル様」「ピンボケな私」ほか全5篇を収録。落ちこぼれたちの哀しいまでの純真を、愛と笑いで包み込んだ珠玉の連作小説集。



『安徳天皇漂海記』を読み始める直前に、会社の同僚に薦められ、彼女に借りて読みました。

とても読みやすくて一気に読めました。
短編が少しずつ繋がっていて、とてもよく構成されていました。
ただ、私は登場人物に入れ込めなかったんですよね〜
毎日に追い立てられるのが嫌でホームレスに逃げる妻子持ちの男や、アイドルに入れ込む男、イケメンに騙される少女、ギャンブルで多重債務に陥ってる男・・・などなど、人生の負け組みでありながら一生懸命生きている人々を描きたかったんだろうとは思うんだけど、共感は出来ませんでした。
なんでかな〜・・・

確かに、良く出来ていて初めて小説を書いたとは思えなかったし、文章も読みやすくてサクッと読めたんだけど・・・
人物に入れ込めないっていうのは、小説としての面白みが半減するんだなと、そう思いました。
共感出来る、もしくは、反感を感じる。
私の場合、そういうインパクトある人物が登場するかどうかで、小説が面白く読めるかどうかが決まってたんだなと思いました。
小説は文字のみの世界で、そこから先は読み手の想像力にかかっている訳で、映画やドラマなら役者によって演じられる人物の深みを、いかに文字で表現出来るかで読み手を引っ張り込めるかどうかが決まる。
そこには、読み手の好みも大きく関わってくると思う。
少なくとも、私には今回の小説の登場人物は魅力的に映りませんでした。
ミステリーや推理小説なら話の展開で引っ張られるけど、この作品の様に人間や人生を描く小説には、登場人物に魅力があるかどうかが大切だなと思いました。

ともあれ、初めて書いた小説とは思えない完成度じゃないかとは思います。
次回作に期待かな〜
posted by 読書猫 at 16:47| Comment(6) | TrackBack(0) | 読書感想【その他の作家】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。(*^-^*)
この本話題だったので読んでみたかったのですが、本当に本格的なのか?と疑心暗鬼もあり手を出せずにいました。
私も読書猫さんと同じで主人公達に共感が出来ないと駄目なほうです。
面白くちょっとシニカルにふりまわされる駄目な人たちなどが描かれているものは、逆にイライラしてしまうことがあります。
劇団ひとりさんのネタも少しはずれている実際にいたらイラっとするようなタイプの人間を演じることが多いですよね。お笑いだとクスクスっと笑えるけど、小説だとどうかな?と思ってしまいました。
図書館であったら借りてみようかなと思います。
Posted by ろびん at 2006年09月09日 09:57
>ろびんさん
こんにちは♪
私に薦めてくれた同僚は絶賛だったんですよ。
でも、期待し過ぎたのか私は乗れなかったんですよね〜
短編が少しずつ繋がってるっていう構成はよく出来ているし、難しい表現とかは無くて読みやすい文章なので、サクサクと楽に読めました。
話題にもなってるので試してみてもいいかもです。
ただ、図書館だといつ順番が回ってくるか微妙かもです・・・
つい先日予約を入れたという知り合いは百うん番待ちだったそうです。
Posted by 読書猫 at 2006年09月09日 10:59
良く大切をイケメンしなかったの?
Posted by BlogPetのちびらび at 2006年09月12日 11:16
きょうちびらびが幻冬舎と人物は共感したいなぁ。
Posted by BlogPetのちびらび at 2006年09月26日 11:09
ちびらびは、幻冬舎と直前っぽい期待するはずだったの。
Posted by BlogPetのちびらび at 2006年10月24日 11:06
ねこママが人生を描くんだよ♪
Posted by BlogPetのちびらび at 2006年11月21日 11:18
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