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2006年06月05日

『終末のフール』(伊坂幸太郎)


伊坂 幸太郎 / 集英社(2006/03)
Amazonランキング:位
Amazonおすすめ度:



あと3年で世界が終わるなら、何をしますか。
2xxx年。「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」と発表されて5年後。犯罪がはびこり、秩序は崩壊した混乱の中、仙台市北部の団地に住む人々は、いかにそれぞれの人生を送るのか? 傑作連作短編集。




<8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する>
このネタで、パニックを描かない所が伊坂幸太郎らしいと思いました。
パニックが起き、自暴自棄になったり逃げ惑ったりする人々がいなくなり、落ち着きを取り戻した日本の仙台のとあるマンションに住む人々。
その一つ一つを取り上げて、残された3年間を生きる姿勢を描いています。

今は小康状態。
きっと<その時>が迫ってくるとまたパニックを起こすだろう。
自分達は、見苦しく最後を足掻くことだろう。
そう思いながらも、残された日々を自分らしく過ごそうとしている人達はとても強いです。
私なら、本当にそんな発表を聞いて自分を保っていられるんだろうか?

伊坂さんらしい、強くて優しくて美しい人々が沢山登場します。
私の乏しい想像力では、今の恵まれた環境から<終末>を想像することは難しいですが、このマンションの人々の様に強くいられたら凄いことだなと思います。


生きられる日々を無駄にしないこと・・・
生きてるだけで奇跡なのかもしれないと・・・
posted by 読書猫 at 14:08| Comment(2) | TrackBack(4) | 読書感想【伊坂幸太郎】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「生きているだけでも奇跡」
という考え方はなかなかできないですけど、
これができれば、毎日を本当に
大切に生きることができるようになるんだろうなぁ
と思います。
Posted by きっちん at 2006年06月14日 08:08
>きっちんさん
コメントありがとうございます。

日頃のドタバタに紛れて、ついつい忘れてしまいがちなことを、読書で一瞬でも思い出したり考えられたらいいなと、そう思います。
すぐにまたドタバタに紛れてしまうんですけどね。
Posted by 読書猫 at 2006年06月14日 11:44
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「終末のフール」伊坂幸太郎
Excerpt: 終末のフール発売元: 集英社価格: ¥ 1,470発売日: 2006/03posted with Socialtunes at 2006/04/17 あーなんかちゃんと感想を書けない気がするけど..
Weblog: 本を読む女。改訂版
Tracked: 2006-06-06 00:55

終末のフール
Excerpt: 終末のフール 伊坂 幸太郎 集英社 2006-03 売り上げランキング : 8318 Amazonで詳しく見る by G-Tools ★★★★★★★★☆..
Weblog: Book Review’S ??本は成長の糧??
Tracked: 2006-06-13 00:02

終末のフール 伊坂幸太郎
Excerpt: 終末のフール ■やぎっちょコメント いや〜。すがすがしいお話でした!! 小惑星が地球にぶつかるまで3年。仙台郊外の各家庭を舞台に8つの短編から成っています。 伊坂さんお得意の、ストーリーの登場..
Weblog: "やぎっちょ"のベストブックde幸せ読書!!
Tracked: 2006-06-29 18:09

週末のフール<伊坂幸太郎>−(本:2009年)−
Excerpt: 終末のフール (集英社文庫)クチコミを見る 出版社: 集英社 (2009/6/26) ISBN-10: 4087464431 評価:90点 大阪に向かう新幹線の中で読もうと、東京駅..
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Tracked: 2009-08-31 01:33
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