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2006年05月24日

『光の帝国―常野物語』(恩田陸)


恩田 陸 / 集英社(1997/10)
Amazonランキング:82,459位
Amazonおすすめ度:
久々に泣きました。
不思議の里の物語。
う〜ん



穏やかで、知的で、権力への志向を持たずにひっそりと生きる人々。時を超えてよみがえる風景。彼らが生かされている場所と帰るべきところは?あなたのまわりにも彼らはいる。不思議な能力を持つ一族の物語。


ひっそりと普通に暮らしているが、実は様々な特殊能力を持つ常野の人々。
この作品は、彼らにまつわる短編集です。
一つ一つの物語は独立しているのですが、微妙に繋がっている。
なんとなく、広く世間に散らばり、普通の人々に紛れて暮らしてはいるけれど、根底に強い繋がりをもっている常野の人々の在り方とオーバーラップします。


私が、ぐっと来ちゃったのはタイトルにもなっている【光の帝国】です。
ツル先生とその教え子、それを取り巻く人達のあまりにも悲しい運命に涙腺は緩みっぱなしでした。
救いようのない悲しく悔しい物語でした。

続編を読みたいと思ったのは【オセロ・ゲーム】
これは既に続編である『エンド・ゲーム』が出版されています。
現れる敵を<裏返される前に裏返す>
まさに【オセロ・ゲーム】です。


常野の人々は、特殊な能力を持つがゆえに生き方に制約があり厳しい環境に置かれ易い。
だからこそ、彼らは強く優しいのでしょう。
ラベル:恩田陸 光の帝国
posted by 読書猫 at 11:30| Comment(2) | TrackBack(3) | 読書感想【恩田陸】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
読書猫さん
こんにちは。やぎっちょです。TBを残させていただいただけなのに、コメント残しに来てくださってありがとうございました!
読書猫さんの読書の傾向がなんとなく似ていてちょっとうれしいです。伊坂さん、恩田さん、宮部さん。
しかし、鳥取のカレーはおいしそうです!!
Posted by やぎっちょ at 2006年06月14日 12:43
>やぎっちょさん
こんにちは。
コメント&お返事をありがとうございました。
大体、はまった作家さんを固めて読む癖があるので、ここ最近は恩田さん・伊坂さんで時々寄り道って感じです。
恩田さんと伊坂さんの出版ペースが速いのと、私の読むペースが遅いのとで、なかなか寄り道させてもらえませんが・・・

あ、鳥取カレーも見て下さったんですね。
素朴な味で美味しかったです。
Posted by 読書猫 at 2006年06月14日 14:51
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『光の帝国―常野物語』恩田陸
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Weblog: まろ茶らいふる
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